2015年の東京ゴム価格は▲25%下落した。

2015年の東京ゴム価格は1月4日214.4円で始まって、159円で終わっている。約▲25%下落したことになる。2011年2月18日の535.7円からは▲376.7円約7割下落している。どんな商品の生産でも7割のコストダウンは不可能であり、また▲25%でも重いと思われる。生産者はほぼ赤字であり、よく生産を続けているものと思われる。鉱山会社のように大資本で長年の蓄積がある産業は、10年、20年の赤字操業は資金繰りが付くことが多いが、天然ゴムのような零細産業の場合は、日本のコメ農家がそうであったように、生産放棄となる可能性が高い。植物、ことに生育まで5年以上かかる天然ゴムの場合は、一旦切り倒したり、栽培放棄が行われれば、その後の回復までには数年〜数十年かかることであろう。こうした価格下落が長く続けばいずれ、供給不足という長い年月のしっぺ返しが来ることだろうが、それは未来の話である。天然ゴムを素材として使う人々はいまのうちに利益をため込むか、将来のためにゴムに代わる代替品を見つけるような開発努力をすべきであろう。単に利益を享受して使ってしまうユーザーはいずれ高騰する素材価格の辟易とするだろうが、因果応報である。当面は需給が緩い状態が続くと思われるので、需給が改善する気配がない限りゴム価格の高騰は夢物語であろう。
 
2015年ゴム生産国シェア
 

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