天然ゴム市場分析「中国の自動車販売台数が記録的な増加」

 中国の天然ゴム消費は、世界全体の約38%を占めます。そして、天然ゴムの約9割が自動車などのタイヤに加工されます。それにより、天然ゴム価格は、「中国の経済と自動車販売台数」の影響を大きく受けます。6月から中国株の急落が始まったと同時に中国の財新製造業PMIや工業生産の数値も急低下を始めました。それに伴い、中国の自動車販売台数が5月から8月にかけて前年同月を割り込み続けました。特に7月の自動車販売台数が150万台まで低下しました。9月から中国株が上昇に転じたものの、9月に発表された「8月の自動車販売台数」が前年同月を大きく割り込んでいたことから、9月以降も東京ゴムが下落を続けました。
 中国政府が10月からエコカー減税を導入したことを受けて、11月になって発表された「10月の自動車販売台数」が前年同月比11.5%増を記録し、好調な自動車販売が好感され、東京ゴムも下げ渋りの様相を呈するようになりました。そして、中国政府が11月末に輸入テコ入れ策と一部の非鉄金属の政府備蓄積み上げを発表すると、6月頃から下落基調を続けてきた非鉄金属銘柄が急反騰となり、東京ゴムも2週間で20円幅ほど上昇しました。しかし、先週のNY原油が5営業日中4営業日で年初来安値を更新する急落となり、その影響を受けて上昇基調を続けていた東京ゴムも先週は調整安局面を強いられることになりました。それでも先週は、天然ゴムや非鉄金属などの「中国関連銘柄&自動車関連銘柄」に関して重要な発表が相次いだことは注目でしょう。

1ページ目に添付するグラフ

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