【Rubber Weekly】手掛かり難で調整圧力が強まるも

<手掛かり難で外部環境主導に>
東京ゴム先物相場は、期先320.40円まで軟化した後、330円台まで切り返す展開。2月下旬以降は330~340円水準で膠着気味の展開になったが、やや調整圧力が強くなっている。需給面では殆ど目新しい材料が見当たらず、特に値位置を切り下げる必要性は見出せない。ただ、改めて買い進む材料の乏しさも否めず、じり安の展開に。買い方が上値の重さに失望して、損益確定の手仕舞い売りを進めていることが窺える。

<タイ政府の介入は実施されず>
タイ政府の天然ゴム介入方針であるが、何ら続報が聞かれない。2月の段階では3月初めにも介入が行われるとゴム業界団体が指摘していたが、その後は全く動きが見られない。マーケットでは、介入方針の発表だけで相場急伸が実現しただけに、敢えて多額の資金が必要な介入は行われないのではないかとの疑心暗鬼のムードも広がっている。現実問題としては、これによって再び相場が下落すれば、タイ政府は介入に踏み切る可能性が高いと考えている。既に未燻製シート(USS)現物相場は110バーツの節目水準から下放れしつつあり、タイ政府が最低価格としていた120バーツとの乖離が目立ち始めている。引き続き、タイ政府の動向には注意が必要だろう。

<中国勢の買い付け再開待ち>
産地では、引き続き中国勢の物色意欲の弱さが指摘されている。上海期貨交易所の認証在庫は、3月2日時点で前年同期比-39.2%の2万8,404トンとなっているが、末端在庫に余剰感が指摘されている。産地での調達よりも国内在庫の取り崩しが優先されている。中国税関によると、同国の1月天然ゴム輸入量は14万トンであり、昨年12月の21万トンから激減している。2月以降も目立った改善が見られないことが、産地相場主導の上昇地合にブレーキを掛けている。ただ、既に末端在庫は通常水準に近づいており、中国勢の買い付け再開は時間の問題だろう。3月は中国国内生産が落ち込む傾向が強く、買い付け再開待ちの状態にある。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事