雇用統計を受けた金市場・OPEC総会を受けた原油市場

前月に続いて強気の結果となった雇用統計だが、ここまでの流れの中で12月利上げは、かなりの部分織り込まれていた事もあり、マーケットの反応は「知ったら終い」的なものとなった。

ドル円は、続伸したものの上値は抑えられたのに対して、NY金は急伸となり、長大陽線を付けた。利上げを織り込みながら溜まっていたショートが一気に巻き戻された格好だ。NY金(2月限)は、心理的節目1050ドル割れで付けた1045.4ドル(12/3安値)が、当面の底値候補として意識されそうだ。ユーロ反転のきっかけとなったECB理事会や、米雇用統計を受けての短期的な急伸に対する調整も含め、12月FOMC(15-16日)に向けて付ける押し目で、1050ドル近辺を維持できるか否かが焦点になる。

過去の利上げ局面を振り返ると、利上げまでは金の上値は抑えられるものの、利上げ後は金は下値を切り上げている傾向が確認できる。今回も、12月利上げが実施されても、連続的かつ大幅なものにはなり難いと思われ、ここからの安値を売り叩く動きは避けられると見る。

価格下落に伴い実需の動きは高まっており、リースレートも上昇している。国際通貨基金(IMF)で、特別引き出し権(SDR)構成通貨に中国人民元が2016年10月から加わることが承認されたが、基軸通貨の裏付けとしての中国による金の積み増しは継続見通しだ。

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