下値追いのトウモロコシ相場

 米農務省は9日朝(現地時間)、需給報告を発表する。ダウジョーンズが集計したアナリストの事前予想平均において、米国トウモロコシの期末在庫は7億8400万ブッシェル(前月8億0100万ブッシェル、予想レンジは7億4600万~8億2500万ブッシェル)となっている。南米の生産高に関して、アルゼンチンは2130万トン(前月は2200万トン)、ブラジルは6040万トン(同6100万トン)と予想されている。
 市場の関心は南米の生産高動向に集まっているものの、過去2回の需給報告後のシカゴは期待外れの結果に下げを余儀なくされており、今回もそのジンクスを警戒して発表前にシカゴは水準を大きく切り下げる動きをみせている。
 期近ベースのつなぎのチャートをみると、3月5日に200日移動平均線を上抜ける動きをみせ、上昇トレンド復活の兆しもみられた。昨年9月21日以来の200日移動平均線を上抜ける動きとなったことで、上昇トレンド形成への期待も高まっていたが、その後の急落で、上抜けはダマシの格好となってしまったといえる。50日移動平均線を下抜ける兆しもみせており、テクニカル面での弱さが表れている。
 ファンダメンタルズ面において、小麦の急落が足を引っ張る状況をみせている。小麦の世界の在庫水準は豪州の大豊作観測も手伝って高水準と想定されており、飼料用として競合するトウモロコシにとっては小麦よりも割高な値位置に対してけん制する動きもある。

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