かなり弱気な需給報告を受け、トウモロコシの弱基調は長期化へ

 10日に米農務省が発表した生産高予想・需給報告は衝撃的な内容だったといえる。特に世界の在庫が初めて2億ブッシェルの大台に乗せたことで、かなり弱い発表だったと評価され、シカゴトウモロコシ市場のボディーブローになり続けると考えられる。
 米農務省が発表した米国の生産高予想は136億5400万ブッシェル(前月の米農務省発表は135億5500万ブッシェル)、イールドは169.3ブッシェル(同168.0ブッシェル)、米国の期末在庫は17億6000万ブッシェル(同15億6100万ブッシェル)、世界の在庫は2億1191万トン(同1億8783万トンI)となっている。
 順調な収穫を背景に、予想以上のイールドが想定されている。主産地アイオワのイールドは189ブッシェル(前月183ブッシェル)、イリノイは同168ブッシェル(同170ブッシェル)、ネブラスカは同187ブッシェル(同184ブッシェル)、ミネソタは同187ブッシェル(同184ブッシェル)で、イリノイを除いて高水準のイールドを記録している。イリノイの昨年のイールドは200ブッシェルだっただけに、全米平均のイールドのさらなる伸びシロの可能性を秘めた発表だったともいえる。
 ところで、米国の期末在庫の大幅増加は供給減以上に、需要の落ち込みが大きく影響している。特に輸出需要は前月から5000万ブッシェル下方修正され、18億ブッシェルとなり、前年度比3.4%減。ただ、2015年度の輸出検証高の合計はここまで前年度比25%減となっており、今回の輸出需要の下方修正もまだ甘く、12月にはさらに輸出需要が下方修正されることになるだろう。

chicagocorn

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