お勧めの一冊(商品相場必勝ノート)

 2012年2月28日午後9時10分 林輝太郎氏が永眠された。享年85歳。
私が初めて買った商品相場関連の技術本が、林輝太郎先生の「商品相場必勝ノート」であった。現在、パンローリング社が内外の相場関連の良書を数多く発行し、個人投資家・プロ問わず、その恩恵を受けているが、1980年後半から1990年代前半にかけて、相場の良書は中々、手に入りにくかった時代であった。相場技術に関して書かれたものは洋書を読むしかなく、為替水準も当時は150円前後で、現在のような円高メリットもなかった。

 そういった時代に、林先生の「商品相場必勝ノート」や「商品相場の技術」を読んで、相場予測以外に相場技術が必要であると新人の頃、私は学んだ。場帳を付け始めたのも、この頃である。商品市場の大きな特徴である「サヤ」についても、当時、一般的な書店で入手できる書籍はなく、「ツナギ」や「サヤすべり取り」などの概念は、これらの書籍を通じて学んだ方も多いだろう。私も「サヤすべり取りの研究と個人での実行方法」のコピーに何回も赤線を引いたものだ。

 良書の中の、ほんの「一行」や、たった「一言」で、投資人生が激変するケースも多い。プロのトレーダーと異なり、良書に会えるか否かが、教えを請う師が身近にいない個人投資家の投資成績を変えると言っても過言ではないだろう。相場予測(観測)以上に、建玉法を含む相場技術であったり、相場心理を学ぶ方が最終損益の変化に繋がる場合も多い。

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