長期サイクルで上げ幅のほとんどを失ったゴム相場

9月から10月までの約2カ月間、下値160円、上値180円の上下に20円弱の狭いレンジで浮動していたゴム相場の先限価格は、11月に入ると続落し、5日までの取引で一時154.5円まで安値を追い、変動レンジの下限値をブレイクして底抜けした。この結果、2009年7月以来6年4カ月ぶりの安値をつけるとともに、リーマンショック後の2008年12月の安値99.8円を視野に入れる展開となっている。同時に、2009年から2011年2月までに上昇した値幅のほとんどを、最近までの下落で失った。

この状況は、海外市場のシンガポールRSSやTSRの相場も同様である。どちらの相場も直近安値を下抜き、リーマンショック後の安値を更新した。参考までに、シンガポールRSSは11月3日時点で一時122セントまで下げ、2008年12月以来の安値を更新。2011年2月の高値648.8セントから526.8セント安、下落率は81%に達した。TSRは同じ3日時点で117セントをつけ、2011年2月の高値575セントから458セント安、下落率は80%となっている。相場は2008年12月以来ほぼ7年ぶりの安値圏にある。

目下のところ、相対力指数(RSI)は日足ベースで31.66ポイントまで後退し、分岐点の30ポイント近くに達している上、週足ベースでは29.25ポイントまで下がり分岐点の30ポイントを下回ってきたため、相場の下げが十分なところまで来ていることを示している。また一目均衡表の抵抗帯と相場の乖離が一段と拡がっていることは、相場の下げが行き過ぎていることを示している。

しかし、そのような状況であるにもかかわらず、依然として相場が底打ちをした感触は薄い。マーケットは悲観的な空気が支配的であり、歴史的な安値圏まで下げているにもかかわらず、先安観が底流したままだ。

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