非鉄金属安・中国景気減速・上海ゴム在庫増など四面楚歌

東京ゴム先限は10月27日に一時157.1円まで値を下げ、160円の心理的な節目を一気に割り込むとともに、2009年7月以来、6年3カ月ぶりの安値をつけた。この流れで相場は再び底割れとなってしまい、下値メドが立たない市況情勢に陥っている。

次の安値を想定しようにも、その安値目標がないため、心理的な節である150円を目標に下落が続く可能性が高い。2001年の安値62.0円と2008年の安値99.8円をつないだ長期下値支持線が145円付近に接することからすると、先限はこの付近の水準まで下落して初めて大底が形成されることも考えられる。

最近、市況が悪化して値崩れしているのは天然ゴムに限らず、銅やアルミ、亜鉛、ニッケル、などのベースメタルも同様。特にアルミは国際指標のロンドン金属取引所で3カ月物が続落の一途をたどっており、ゴムと同じように約6年ぶりの安値を更新する状況に陥っている。

加えて、エネルギー価格の急落もゴム市況を圧迫している。ニューヨーク原油は10月9日の直近高値50.92ドルを天井として連続下げとなっており、27日には一時42.58ドルまで下げて約2カ月ぶりの安値をつけた。また原油以上に顕著な下げを演じているのが天然ガスで、NYMEXの天然ガス先物(Henry Hub)は27日に一時1.948ドルまで下落し、2012年4月以来の2ドル割れに及んだ。逆に、最近の原油価格の大幅続落の誘因になっているのが、この天然ガス相場の急落にあるといって過言ではない。そして、原油、天然ガスともに、近年北米を中心に巻き起こっている「シェール革命」による新エネルギーの大量供給がある。

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