うるう年ショック(GOLD)

 うるう年の2月29日、NY金は、ECBのオペ(3年物LTRO)では5295億ユーロが供給され、前回の4890億ユーロや事前予想の5000億ユーロを上回り、信用収縮の後退、リスク選好を好感した動きから1790ドル台を付けたものの、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言で量的緩和第3弾(QE3)に対する期待感が後退したことをきっかけに急反落した。BoEの4政策委員(King総裁、Bean・Tucker副総裁およびPosen委員)の議会証言でも、5月以降の追加量的緩和の必要性を示さなかったこともあり、世界的な緩和一服感が意識された。
NY金(4月限)は、2011年9月の史上最高値から2011年12月29日の安値(1526.2ドル)までの下げ幅に対する61.8%戻しを2012年に入ってからの2ヶ月で達成し、一本調子で上がった上昇に対する押し目が入っても良い日柄であった。また、昨年末にかけての急落場面では旺盛だった中国を始めとする新興国の買い需要も1800ドル近辺では手控えモードとなっていた。

 大幅下落で改めて金(GOLD)の天井説も出てきそうだが、1790ドル台から1700ドル割れへの一気の急落で、昨年の8月・9月の急落に次ぐ下落幅(当日終値-前日終値)となったものの、下落率(当日終値-前日終値)で見ると4%台で過去の暴落時(8~9%)と比べると小さな修正とも言え、あくまで長期上昇トレンドの中の調整安と見る。昨年8月・9月の急落時も、振り返ってみれば良い買い場を提供した格好となっている。

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