ゴム相場は大底が近いのか…当先のサヤなどに注意

中国の9月の新車販売台数が前年同月比2.1%増の202万4800台と発表された。8月の株価急落の後であったため、9月も前年同期比マイナスが予想されていた。前月の8月時点では5カ月連続の前年比割れとなっていたが、その記録を延ばすことなく、良い意味で予想は裏切られた。結局、6カ月ぶりの前年比プラス浮上となっただけでなく前月比では21.6%増と2ケタの伸びを示した。

今年1-9月の累計は前年同期比0.3%増の1705万6500台とプラスに浮上。うち乗用車は2.8%増の1454万7800台、商用車は11.8%減の250万8700台。生産台数は全体で0.8%減の1709万1600台となった。今年の中国の累計新車販売台数について前月時点でマイナス成長に沈む可能性もあるとの見通しが示されていたが、前年比プラスに浮上する可能性も出てきた。

この中国の新車販売台数の動向は天然ゴム市況にとって重要であることは今更説明する必要がない。中国で車が売れるということはそれたけタイヤ向けの天然ゴム消費が伸びることを意味しているからだ。しかも中国の天然ゴム消費は世界全体の4割をも占めている。

しかし安心はまだできない。14日に中国国家統計局が発表した9月の生産者物価指数(PPI)は前年比5.9%低下して43カ月連続で低下するとともに、世界金融危機が深刻化した2009年以降で最大の下げとなっている。この結果、中国でデフレ圧力が高まるとともに国内投資需要の低迷などの懸念が誘われている。依然として中国の景気動向に対しては楽観的に捉えることができない状況であり、中国を震源地とするチャイナ・ショックが再燃するのではないかとの危機感は根強いままだ。

zu1

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事