中国の自動車生産台数と天然ゴム消費量

 東京ゴム先限月間足を見ると、2011年2月8日の535円70銭から今年9月7日の162円70銭まで実に370円強下げ、価格は3分の1以下の水準にある。

 下げた日柄は何といっても4年半以上であり、単に下げ幅、日柄だけ見ると大底圏内にある相場といえよう。

 ただ、相場の天底を見分け、行動するのがこれまた難しい。

 確かに、タイやベトナムでゴム樹の伐採が話題になっているようで、それを裏返すと、ゴム相場が底値圏内の水準にあることは間違いないが、今が底値かどうかの判断は難しい。

 原油、白金、銅などが安値から反発してはいるが、これは米国の利上げが先送りされ、中国ショックが和らいでいる、あるいは、グレンコアの株価が上昇しているなどが理由づけになっているだけで、中国を始めとした新興国経済の不安の種が消えたわけではない。

 なかでも、中国と天然ゴムの需給は強い結びつきがある。過去の中国の天然ゴム消費量(国際ゴム研究会資料)を振り返ると、1995年は78万トンだった。それが2014年には451万トンと約6倍に達し、世界消費量の37%を占めるに至っている。つまり、中国の天然ゴム消費はざっと世界の40%に達していることになる。

 これに対して、1995年の中国の自動車生産台数は143万5,000台弱だった。それが2014年には2,370万台と世界自動車生産台数の8,970万台の26%を占めており、明らかに、自動車の生産台数増加と天然ゴム消費量増加が合致していることが判る。

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