コメ相場の変動要因

 農水省が公表した27年産水稲の作柄概況(9月15日現在)によると、全国の作況指数は100の「平年並み」(27年産の公表から変更された農家使用のふるい目幅ベース)で、主食用の予想収穫量は746万7千トンの見込み。26年産実績との比較では約41万5千トン減で、生産数量目標751万トンに対し、約4万トン下回る水準。

 一方、27年産主食用米の作付面積(9月15日現在)は140万6千haとまとめられた。当初見込みよりさらに6,000ha生産抑制が進み、前年産比6万8千ha減で、生産数量目標を1万3千ha下回る水準。主食用米から飼料用米や麦・大豆・WCS(稲発酵粗飼料)等への転換が進み、目標配分を開始して以来、過剰作付けが初めて解消されたことになる。

 基本指針通り27/28年の需要量を770万トンとすると、来年6月末の在庫はおよそ207万トンが見込まれ、今年6月末より23トン在庫縮減となる計算。徐々に均衡に向かいつつあることは確かで、飼料用米への大幅な転換により、27年産Bランク銘柄の供給がタイトになっている状況だが、26年産米在庫もあるため、全体的にはまだ過剰環境であることに変わりはない。近年の消費量変化等により、需給均衡水準は170~180万トンと推計されるためだ。

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