ゴムは世界的な供給過剰で下落

 東京ゴム先限は一時的に170円を上回っても定着出来ずに売られるパターンだ。つい最近の動きを見ても、9月29日に163円90銭まで下げたが、その後に反発して10月1日に171円30銭まで買われた。しかし、翌2日には165円まで値崩れしたあと、ファンドが買い上げて、170円まで切り返すという足取りだ。

 9月29日の163円90銭から反発した材料を敢えて挙げると、東京ゴム先限のケイ線が9月29日の163円30銭、同7日の162円70銭、8月25日の165円10銭で、“逆三尊型”になって弱気筋が売り控えた一方、ファンドが新規買いを入れたからだ。

 このほか、長期的な価格下落によってゴム樹伐採が話題になり始めたこと、タイ農民が政府に対して原料価格を60バーツまで引き上げるべく、市況対策を要望しているとの情報が伝えられたからだ。

 もっとも、ゴム樹の伐採も市況対策も現段階では、『ノー』といわざるを得ない。

 特にタイ政府の市況対策は、昨年11月からの買い上げが20万トンに達し、それが政府在庫として残っている。それだけではなく、インラック政権時代に買い上げた20万8,000トン(一部は中国に輸出されたとの説もある)の合わせて、ざっと40万トンの在庫があるのだから、とても、タイ政府がゴムを買い上げるなど出来ない。

 本来であれば、その40万トンが中国に輸出されるはずだったが、両国間でのトラブルでいまだ実現されていない。

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