グレンコア・ショック!!

米国の利上げ観測に伴う新興国経済減速懸念や、中国発世界同時株安に加えて、独フォルクスワーゲン(VW)の不正な排ガス規制逃れ問題でリスク回避の流れが高まっていた中、スイスの資源商社グレンコアの株価暴落で、商品売りが加速している。
グレンコアは売上高で食品最大手のネスレを凌ぐスイス最大の企業で、時価総額585億ドル(約4兆8千億円)と、上場する商社としても世界最大だが、同社の時価総額は今月に入り既に140億ドル(約1兆6800億円)余りが吹き飛んだ。グレンコアの抱える債務は時価総額の倍以上もあると見られ、債務保証コストは過去最高に達している。グレンコアの5年物クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は前週末から154bp上昇の708bp。2011年の最高の約670bpを更新している。カタールの政府系ファンドであるカタール投資庁(QIA)は、保有していた独フォルクスワーゲン(VW)とスイスのグレンコアの株式によって2日で約5500億円相当を失った可能性があると報じられるなど、今後、各方面に影響が波及する恐れもあり、連鎖的な下げ相場が始まるリスクには注意したい。スイス当局が貴金属の価格操作に関与した容疑でトレーダーの調査を開始した事も商品売りの一因だ。

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