週刊石油展望

《海外原油市況》
 20日週のWTI原油は前週比5.51ドル高、ブレント原油は同3.61ドル高であった。
 両原油とも上昇基調が続く展開となった。前週末は、ギリシャ追加支援に対する期待感や引き続きイランを巡る地政学的リスクの高まりなどから買われ一時103.89ドルまで上昇した。休日明けの21日には、EUによるギリシャ第2次支援が決定されたことを受け、同国のデフォルト懸念が後退しユーロ高/ドル安が進行したことで106ドル台まで大幅にレンジを切り上げた。加えて、イランが英仏向けの原油輸出を停止したことなども原油の上昇につながった。22日は、中国やユーロ圏のPMIの低下や原油在庫の増加(API統計)などから売られる場面も見られた。しかし、イランが国際原子力機関(IAEA)の核施設への査察の受け入れを拒否したとの報道が伝わり、イランと米欧との緊張は一段と高まっている。イラン産原油の欧州向けの供給停止が拡大するとの観測が強まったことや、高値更新したことによるテクニカルの買いなどから強地合いを維持した。そして、23日は一旦利食い売りに押され105ドル台まで値を下げたが、欧米の良好な経済指標やユーロ高をきっかけに切り返し107ドル後半まで急伸するなど、6日連続で続伸する動きであった。

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