VWショックと貴金属市場

米環境保護局(EPA)は18日、独フォルクスワーゲン(VW)と傘下の独アウディの自動車で大気浄化法違反の疑いが見つかったと発表した。対象となるのは2008年以降に米国で販売されたディーゼル車5車種、計48万2千台。この独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス試験不正問題が、白金系相場に影響を与えている。ディーゼルエンジンは、プラチナの世界需要の約半分を占める。
ディーゼル車向けの触媒に利用されるプラチナ価格は事件が発覚した22日には、支持線950ドルを割り込む大幅続落となった。一方、ガソリン車向けの利用が多いパラジウムは小幅下落に留まり、同じ白金系でも値動きに差が出る格好となった。金と白金、白金とパラジウムの比価も、拡大(白金売り)の動きとなっている。
今後、VWの不祥事を契機に関連規制が強化され、環境問題も加わり、欧州でガソリン車へのシフトが起これば、プラチナの「需給構造」が変わる可能性も出てきた。トムソン・ロイターGFMSによると、欧州で昨年販売されたディーゼル車は900万台で、全体の約45%を占めており、欧州でディーゼル車からガソリン車へのシフトが本格化するようだと、白金の上値は抑えられるだろう。

1

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事