トウモロコシ、ハーベストプレッシャーを踏まえてジリ安へ

 米農務省が11日に発表した第2回の米国トウモロコシの生産高予想は138億5800万ブッシェル(イールドは167.5ブッシェル)となり、事前予想平均の135億9900万ブッシェル(同167.6ブッシェル)、米農務省8月予想の136億8600万ブッシェル(同168.8ブッシェル)のいずれも下回っている。しかし、トレンドイールドの166.8ブッシェルを上回るなど、生産高の水準としては豊作に変わりないこともあり、やや失望売りを浴びて、発表後のシカゴは一時的な値崩れをみせていた。
 ただ、すでに収穫されたトウモロコシのイールドが期待外れとの報告も入っており、10月の生産高予想の下方修正への期待と、需給報告における米国と世界の在庫が予想以上に減少したため、結果的に大きく買い直され、シカゴトウモロコシは急伸を演じた。
 需給報告に関して、米国及び世界ベースの在庫とも繰り越し在庫の大幅減少が影響したものである。それだけ大きく下方修正するほどの需要の喚起があったとの情報もなく、在庫水準に関して懐疑的な見方も多いのは確かである。
 ところで、50日移動平均線まで出直りをみせたシカゴトウモロコシであるが、その後、ハーベストプレッシャーを警戒してズルズルと値を沈めている。生産高予想が下方修正されたとはいえ、2年連続の豊作水準であるため、生産者の荷圧迫に対する警戒も高まり、定期市場の上昇とは裏腹に現物相場は軟調地合いをみせていたため、シカゴトウモロコシも再び下値探りの様相をみせている。

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