週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比0.41ドル安の45.71ドル、ブレント原油は同1.24ドル安の48.89ドルとなった。

 先週末の海外原油相場は反落。8月の米雇用統計が+17.3万人増と予想を下回るも9月利上げに対する見方は約半数で変わらず、米リグ稼働数は前週比13基減となったが、世界的な株式の下落や週内での上昇に対する利益確定の売りが入り下落となった。週明けは米国市場が休場となる中、上海株が2.5%安となり世界的に株式が下落すると、市場参加者が少ない中で両油種とも2ドル弱の下落となった。ただ翌日は、アジア株式市場が一転上昇に転じたことや、4-6月期のユーロ圏GDPの上方修正を好感し、原油相場も上昇、前日の下げ分を戻す形となった。その後も一定レンジ内での上下となったが、9日には翌日に米EIA発表を控え、API統計での原油・製品在庫増加や米株式の下落につれ、両油種とも2ドル弱下落したが、10日のEIA統計発表後は、原油・製品在庫の予想以上の増加にも関わらず、米原油生産量の減少(前週比0.9%)や製品の需要予測引き上げに反応すると、両油種とも1ドル強の上昇となった。ただこの日は、米上院で共和党によるイラン核合意不承認決議が否決されイラン経済制裁解除に前進したものの、原油相場では材料視されなかった。今週は中国を始め株式市場の不安定な動きにつれ、原油相場も1日当たりの変動幅を拡大したが、需給面での特段の変化なくレンジの下限を広げる動きとなった。

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