楽観的な需要見通しに懐疑的な白金市場

 WPIC(ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル)は8日、世界の白金の2015年第2四半期及び通年の需給バランスを明らかにしている。
 第2四半期の一次供給は153.5万オンス(第1四半期は131.5万オンス)で、南アは108万を上回っている。特に南アの生産は108.0万オンス(同89.0万オンス)となっており、南アの供給増が一次供給の伸びに大きく寄与している。予想以上の伸びを示した南アの生産であるが、通年でみると、404.0万オンスにとどまっており、当初予想の406.0万を下回っている。昨年のストライキの反動もあり、高い水準の生産が維持すると市場ではみているが、今回の下方修正は疑問が残る。
 この南アの生産高下方修正の影響で、世界全体の生産も2015年では576.5万オンスから573.0万オンスに下方修正されている。リサイクルとなる二次供給であるが、これも211.0万オンスから206.5万オンスに下方修正されている。
 一方、需要に関して、自動車触媒用は第1四半期が88.0万オンス、第2四半期は87.5万オンスとほぼ横ばいだったが、通年の2015年の需要は337.5万オンスから344.5万オンスに引き上げられている。欧州での自動車販売が好調で、第1四半期で8%の伸びをみせていることもあり、今後の好調な需要を期待している。ちなみに、世界の自動車触媒用のシェアは2014年で、欧州が43.7%、日本が17.9%、北米が14.3%、中国は3.5%。中国は10万オンスを越える水準に過ぎず、欧州の144.0万オンス、日本の59.0万オンスを大きく下回っている。

nypl50

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