WTI原油、米国の原油減産を材料にして出直りの兆し!?

 注目すべき発表が2日、米EIA(エネルギー情報局)の週間石油在庫統計で明らかにされている。それは米国の原油生産であり、8月28日までの一週間平均の原油生産は日量平均で912.8万バレルに落ち込んでいる。前週から1.3%の減少で、5月下旬以来の930万バレル割れであるが、水準的には1月下旬以来の水準まで低下したことになる。それまでの原油減産は微減にとどまっていたため、市場に与える影響はほとんどなかったが、今年の水準の中ではかなり低い水準といえるだけに、市場がかねてから期待していた米国の原油減産といえる兆しがようやく表面化したと捉えることができる。
 それだけに、4日に米ベーカー・ヒューズが発表する掘削リグに関心が集まる。6週連続で増加しているが、前週は1基増にとどまっており、減少に転じる可能性は十分考えられる。もし、減少すれば、原油生産の減少が認識され、WTI原油中心の上伸も予想される。
 月末にOPECは非OPEC加盟国の原油供給減の可能性を示唆し、タイミングよく米EIAが米国の原油生産の下方修正を実施したため、WTI・ブレントはテクニカルな買いを誘って急騰した。ただ、いずれも50日移動平均線にタッチした後、ファンダメンタルズの新鮮味のある強材料が皆無だったこともあり、その後、6ドル以上も値崩れを強いられることになった。米EIAが明らかにした米国の上半期の原油生産は日量平均で940万バレルであるが、今回明らかにした生産高はそれも大きく下回っている。

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