「エリカ」は買い方・売り方どちらに微笑むか?

米国立ハリケーン・センター(NHC)は26日、熱帯低気圧「エリカ」の接近に伴い、プエルトリコとカリブ諸島に気象注意報を発令。「エリカ」はカリブ諸島東部に接近、今後フロリダ州に向かうとみられている。今後は勢力をやや強め、31日朝までに同州でハリケーンに変わる可能性がある。
中国発世界同時株安からのリスク回避の動きは、昨晩のNYダウの切り返しで、やや一服感が出ている。本日の上海株が終値ベースで3000台を回復するようなら安堵感は増すであろう。昨晩はダドリーNY連銀総裁が来月の利上げについて、「数週間前に比べると、必要性はやや低下している」と述べたが、ジャクソン・ホールでフィッシャー副総裁がスピーチで市場に安心感を与える事も期待されている。
心理的節目40ドル台を割り込んで、下げが加速したNY原油市場だが、ファンド(大口投機玉)の売りが大きく溜まっている状況で、金融市場の混乱が収まり、メキシコ湾岸にハリケーンが直撃するようなら、買い戻し主体のリバウンドも想定される。来週は月末であり、3日には北京で「抗日戦争勝利70周年軍事パレード」4日には米雇用統計、その後にはレイバーデーに伴う米市場の連休も控え、ポジション調整が意識されやすい時間帯に入る。「エリカ」は買い方・売り方どちらに微笑むか?が注目されるかもしれない。ただし、原油安に伴うシェール企業のジャンク債での資金調達問題や、ドイツ銀行の格下げなど、中国以外の隠れた爆弾が表面化する可能性も否定できず、金融市場で自律反発以上の上昇が期待し難い中、NY原油も98年安値を起点とした上昇トレンドを8月終値ベースで回復できなければ、レイバーデーで米ドライブシーズンが終了する事や米在庫水準を考慮すると、ハリケーンリスクがよほど大きくないと、原油市場もリバウンドは短命、戻り売り基調が意識されそうだ。

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