株価下落と天然ゴム価格

24日の世界同時株安を受けて、商品価格も一斉に下落している。天然ゴム価格も東京市場では25日165.1円の安値を付けた。これには3つの理由が考えられる。一つは、日経平均株価が1万8100円まで下がり、先週末比では▲1335円、▲6.38%安である。株券の評価価値がそれだけ落ち、株券を証拠金として商品先物取引を行っている人が資金不足から商品の建て玉も手仕舞いしたと思われる。もう一つは、ドル/円が124円から一時116円まで円高になり、25日夕方時点では119.72円になっているが、それでも5円近くの円高になった。輸入価格はこれだけで4%以上の値下がりとなる。最後にこの株価下落が中国要因であるということである。天津で大爆発があったが、少なくとも三ヶ所の化学工場で爆発が続いており、偶然の一致かどうかわからない。江沢民派の陰謀という噂が流れ、習政権はここぞとばかりに政敵に攻撃を仕掛けている。こうした動きに習政権は権力闘争には熱心だが、経済運営は下手であるという評価ができ上がりつつある。経済が大きく揺らいているときに政治闘争をしているようでは、心もとないと世界中の人々が思っているだろう。必要なのは適切な経済的処置による景気の浮揚策である。経済が失速すれば、これまで向上していた生活が貧困に逆戻りし、人々の不満は一層高まり、ますます政治的弾圧が必要になるという悪循環に陥る。24日に発生した世界の株価下落の中で、上海総合指数の下落が一番大きかった。すでに三度も急落していた株価に止めを差した格好である。天然ゴムは中国が世界一の消費国であり、世界一の天然ゴム生産国タイの輸出先の、57%を占めている重要な国である。中国経済の停滞は資源価格と同様ゴム価格にもキャップをはめることだろう。

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