天然ゴムの需給と外部環境が悪い

 東京ゴム先限は8月10日に191円10銭まで売られ、翌11日には200円80銭まで反発したが、再び売られて195円中心の小幅の値動きにとどまっている。市場の空気は、『200円は上値抵抗線だが、かといって、190円以下を叩いて売るほど環境は悪くない』との声がどことなしに聞こえてきそうだ。

 相場が195円中心に小浮動を余儀なくされているのはそのためだが、しかし、190円台をいつまでも維持出来るだろうか。

 目下、天然ゴムについては夏場の不需要期で、一方、タイを中心とした産地では秋を迎えるに伴って、天然ゴム生産が増える時期に移行、需給が緩和、あるいは、供給過剰感を強める時期になる。こうしたなかで、タイの農民は安値で現物を売ろうとしない。要するに、『売り渋り』である。

 金、白金、原油、銅、アルミ、トウモロコシ、大豆、小豆などの国際商品が値下がりするなかで、果して、タイの農民が現物を売り渋って価格を維持出来るだろうか。

 逆に、売り渋ったトガメでタイ国内に在庫が溜り、最終的にはせきを切ったように、安値で売り物を出してくるのでは なかろうか。

 それでなくとも、タイ政府は古いゴム20万トン強を抱えているうえに、昨年からの市況対策で買い上げた現物が13万トン以上あるはず。

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