週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比3.30ドル安の44.84ドル、ブレント原油は同3.18ドル安の49.74ドルとなった。

 前週末7月31日は、供給過剰解消への動きが見られず原油安の中でリグ稼働数が前週比5基増加、売り圧力が強まり両油種とも1ドル強下落となった。週明けも7月の中国製造業PMIの下振れや7月のOPECの原油生産が3200万B/Dと過去最高水準を維持する見通しであること、イラン石油相による制裁解除後の早期の増産表明を受け、WTIで約2ドル、ブレントで2.5ドル強下落、それぞれ45ドル前半、49ドル台と約4か月ぶりの水準まで続落となった。火曜はAPI統計での予想以上の原油在庫取り崩しによる買戻しにより週中で唯一の反発となるも、翌日には再び下落。弱い7月の米ADP雇用統計と強いISM非製造業景況感は最終的にはドル高の流れとなり、EIA統計では原油は予想以上に減少もガソリン在庫・原油生産は微増、9月以降は精油所の稼働も低下による原油需要減少が見込まれる為買い材料とはならず、前日の上昇分を失った。週末にかけても弱地合いは解消されず、米投資銀行が一段の原油価格下落の可能性に言及するなど市場の見方が総じて弱気に傾き、買い気が後退しじり安となる中でWTI、ブレントでそれぞれ43.31、48.76ドルと一時年初来安値水準まで売り込まれたが、7月の米雇用統計を控え安値では買戻しが入っている。

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