CRB指数12年ぶりの安値水準

今週、CRB指数は、リーマンショック直後の2009年3月につけた安値を下回り12年ぶりの安値水準となった。CRB指数は、ITバブル崩壊や9.11で景気低迷していた2001年10月をボトムに、中国を始めとする新興国需要拡大を背景に2008年7月にかけて上昇。その後リーマンショックを受けて、2009年3月に急落するも、世界的な金融緩和・量的緩和から2011年5月まで上昇した。
ジャブ付き相場の中、実需以上の仮需期待から資金が大きく流入していたのが、「値が品を呼ぶ」とのことわざ通り、価格高騰がシェールオイルなどの新たな供給を呼び込んだ。また、OPEC減産見送りによる昨年末からの原油価格の暴落、米出口戦略に伴うドル高を嫌気した金価格の急落、中国需要の減少観測に伴う非鉄を始めとする多くの商品価格下落などから、足元は需給要因と金融要因共に弱材料視されている。米金融規制改革法(ドッド・フランク法)の影響で、大手投資銀行が相次いで商品市場から撤退している事も、資金流出の流れに拍車をかけている状況だ。CFTC建玉明細でNY金の大口投機玉は、7月28日現在では24,465枚まで減少している。ここ数年での最低水準だ。このまま売り越しに転じるようなら2002年8月以来の事となる。
ドル高・資源国通貨安の流れも、資源国内での採算水準の切り下げ、輸出増加の要因となっている。

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