市場は夏休み

  先週金と原油の買いを推奨したが、金は未だ早いようである。どうも最近金を推奨しても全く反応しないので、どうやら金価格は年内米国の利上げがあるか、あることが確実になるまで価格は動かないのかもしれない。利上げがあれば、利上げを見越して買い増されているドル買いがポジションを解消し始めるだろう。それはドル売りの洪水となるはずであり、一時的かもしれないが、ドル安の流れになる時があるだろう。その時金価格は反発するだろう。しかし、決して自律反発ではなく、あくまでドルとの相対価格で金が割安になるという程度の意味合いであり、金価格が上昇し始めるとは思えない。
  一方原油価格が上がるとのべ、ラジオ日経で先週水曜日に今夜原油価格は上がると大胆にも放送してしまったが、幸いその日のNY原油価格は反発し、翌日の東京市場は値上がった。値上がりは一時的であったにせよ、予言は的中している。この場合の見通しは、日本時間、木曜日早朝に公表される米エネルギー情報局の石油週報で、前週に大幅に増加していた原油在庫が先週木曜日は大幅に減少したためである。これはある程度予測でき、逆に前週に大幅に増加した在庫は理解不能であった。クラックスプレッド(石油製品価格マイナス原油価格)がこのところ拡大しており、石油精製業者にとっては、作れば作るほど儲かる状況であるため、石油設備稼働率は95%を超えて過去最大に稼働している。それは原油投入量が増加することを意味しており、原油の生産や輸入が余程多くないと原油在庫は減るはずであるというのが読みであった。では今週はどうかと言えば、やはり原油在庫は先週程ではないにせよ減少するのではないかと思っている。つまり、今週も原油は木曜日に少し上がるだろうというものであるが、先週程の確信は無い。原油は世界的には生産過剰であり、先週はイランの核開発協議の終結でイランの経済封鎖が解けるというニュースがあったが、既に経済封鎖は解かれており、イランは徐々に原油生産を拡大するだろう。世界の需給彼言えば原油は売りであるが、40ドル台は売られ過ぎではないかという心理とのせめぎ合いであり、確たることは言えない状況である。このところ、確信を持って言える価格があまり見当たらない。穀物は豊作であり、天候異変が見られない。来週月曜日の日経CNBCではファンドの売り残と価格について述べるが、対象は原油と金であり、結論は上記のようなものである。
  
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