トウモロコシ、天候回復で下押しへ

 米コーンベルト東部の長雨による作柄悪化を手掛かりにして一か月あまりで25%も急騰したシカゴトウモロコシだったが、天候回復を嫌気してここにきて急落を演じている。
 米コーンベルト全般に7月中旬以降、晴天が続いている。作柄悪化が顕著だったコーンベルト東部でも晴天に見舞われ、作柄改善が期待されている。
 トウモロコシにとって生育に最も重要な受粉の時期を迎えている。長雨の影響で根の張りが浅く、乾燥した天候のダメージも警戒されるが、受粉障害となるような高温には至っていない。8月第一週はクール&ウエットの天気予報でもあり、受粉後の天候としては理想的である。
 ところで、ここまでの作柄の評価は草丈などを参考にしており、つまりみた目である。しかし、受粉後の作柄状況はイヤーコーンの数やそのイヤーコーンの粒数などが判断材料となる。受粉前と後では、作柄状況の基準が大きく異なることから、8月の生産高予想のイールドの水準とその時点の作柄状況の違いも生じることが多々ある。つまり、現在の作柄状況にこだわる必要はなく、まずは8月に発表される生産高予想のイールド水準が現在の作柄状況を示すことになる。すなわち、現在の生育に理想的なコーンベルトの天候の下、生産高予想におけるイールドはトレンドイールドを越える高水準が想定される状況にある。
 そんな中、シカゴトウモロコシ市場のファンドのネットロングがかなりの高水準である。24日にCFTCが発表した21日現在の大口ファンドのネットロングは32万枚を越え、昨年5月以来の極めて高い水準である。6月上旬には6万枚以上のネットショートであっただけに、ファンド筋の積極買いによって25%の急騰をもたらした証ともいえる。

chicagocorn100av

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