再び上海ゴムが下げの先導役

 東京ゴム先限は先週22日にキロ当たり218円まで反発、9日の安値199円40銭から19円弱上昇した。しかし、その後は頭づかえとなって、27日の夜間取引では206円40銭まで下げた。

 安値から19円弱上昇したあと10円以上下げたから上げ幅の半値押し以上を演じたわけだが、それが3分の2押しとなると205円付近まで下げることになり、この場合は力関係が弱気有利に傾斜する。

 問題は今後の展開をどう読むかだが、上海ゴムの足取りが良くない。中心限月の2016年1月限の動きを見ると7月22日にトン当たり1万3,635元まで上昇したが、これが戻り一杯となって反落、24日には1万2,835元まで売られた。7月16日に1万2,790元の安値があるので、これを下回らずに済むか、それとも下回るのかで市場の人気にかなり変化が出てきそうだ。

 仮に、12,790元を下回ってしまうと次の安値は7月9日の1万1,870元であり、これが視野に入るようだと、東京ゴム先限も7月9日の199円40銭が目標になる。

 肝心な点は上海ゴムが上向くか下向くかだが、ズバリ下向きの相場と判断。7月9日の安値に向かっている相場と見る。

 材料的には中国の経済減速、新車販売の鈍化が足を引っ張る。中国汽車工業会発表による6月の新車販売台数は180万3,100台にとどまり、前年同月比で2.3%の減少。3ヵ月連続で前年同月を下回っている。

 昨年の中国の天然ゴム消費量は476万トンで世界消費量1,215万9,000トンの39%を占める。中国の景気良好を背景に新車販売が伸びているときは、当然、タイヤ消費も増えて天然ゴム価格を押し上げる。しかし、この流れが逆になると、世界の天然ゴム需給に狂いが生じて上海ゴムだけではなく、タイ、シンガポール、東京マーケットの足を引っ張ることになる。

 中国国内の天然ゴム生産量の回復とともに、上海の生ゴム在庫は7月17日現在で16万7,215トンまで増加。これは、ボトム時の12万7,178トン(5月8日)に比べて4万トンの増加となる。この在庫規模は1月末の16万4,821トンを上回わり、昨年11月21日の18万0,266トンに次ぐものだ。

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