オバマ・レガシーは将来に禍根を残す

 NY原油が支持線であった50ドルを割り込んできた。米エネルギー情報局(EIA)統計で原油在庫や、クッシング原油在庫が予想に反して増加したこと、イランの核開発協議の最終合意に伴う地政学リスクの後退期待や、原油輸出拡大見通し、世界的な供給過剰の長期化懸念などが重しとなる中、テクニカル的な売りも巻き込んでの下げとなった。これまでの50-60ドルレンジが、45-55ドルレンジに切り下がっており、98年安値を起点とした長期上昇トレンドを月足終値ベースで維持できるか否かがテクニカル面からの焦点。割り込んで8月を迎えるなら、2015年3月安値~2008年12月安値が意識される流れとなろう。イランは日量100万バレル増加を目指しているが、年内は生産枠を据え置く見通し。バンク・オブ・アメリカによると、核協議合意でイランは12カ月後に日量70万バレル増産できる可能性があり、原油価格をバレル当たり5-10ドル押し下げると予測している。

 過去の季節傾向を見ると夏に高値を付けた後、ハリケーンリスクでの切り返しを見せる年もあるものの、秋にかけて下値を切り下がるパターンが確認される。今年もドライブシーズン(メモリアルデー~レイバーデー)の始まりと共に、高水準であったものの米原油在庫はトレンドとしては減少傾向を辿っていたものの、ここにきて在庫減少傾向が弱まっている。

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