米利上げ観測の下、長期スタンスで売り有利の金相場

 米国の年内の利上げ観測が高まりをみせる中、NY金は期近8月限の整理商いを伴って急落し、22日まで10営業日連続の下げを記録しました。20日には10分足らずの時間内に50ドルも急落するなど、ストップロスの売りが相次いでヒットするなど、金を取り巻く環境の悪化を物語っている。
 NY金期近8月限は7月末にかけて整理商いを強いられるが、通常、期先限月への乗り換えの動きがスムーズに進めば、相場の変動はみられません。しかし、年内の利上げ観測の高まりを背景にして期近12月限以降の限月への買いポジションの乗り換えの動きは極めて消極的であり、期近8月限の手じまい売りがそのまま重石になって、NY金の急落につながっている。23日現在、期近8月限の取組はまだ18万枚以上もあるため、この取組がかなりほぐれるまで、下振れリスクが付きまとうと考えられる。
 20日の一時的な急落でNY金は1080.0ドルを示現し、23日には1100ドル台回復もみせたが、結果的に1100ドル台は恰好の売り場提供となり、再び値を消している。利上げ懸念の中、期近8月限の整理商いが一巡しても、敢えて金を買う理由が見当たらないのも現実である。
 NY白金の下落基調が長期化しているが、期近7月限の整理商いを強いられた6月に急落し、7月に入っての自律反発は一時的で、その後はいうまでもなく、大幅安を余儀なくされている。金も同様に、期近8月限の整理商いが一服しても、その後の戻りは自律反発と捉えるべきで、年内の利上げを意識した売り場提供になると考えられる。

NYGOLD

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