金相場急落の影響が出たゴム相場

 ゴム相場と金相場は、まったく関係性が無いように思われがちだが実際には一定の価格相関が認められる。実際、コモディティ市場が上昇トレンドに転じた1998年以降、今日に至るまでの両者の相関係数は0.823と比較的高い正の相関となっている。勿論、場面、場面で両者のトレンドが逆向きになるところもあり常に流れが一致しているわけではないが、金と銀、銀とプラチナが高い相関係数を維持しているように、ゴムと金もまた同じように価格の関連性が認められる。

 このゴム相場にも影響を与える金相場だが、今、歴史的な急落の場面を迎えている。特に7月に入ってからは続落の一途であり、7月20日には中心限月が一時1080ドルまで後退した。2010年2月以来5年5カ月ぶりの安値である。同時に、2011年9月の高値1923.7ドルからは843ドル超の下落に及んだ。下落率は43.8%。半値近くまで急落している。ちなみに現在進行形で表現する必要があるのは、まだ金相場の底入れが確認されていないためである。

 もう少しNY金の動きに説明を加えると、長期的な観点で今の相場の起点となっているのは1999年の253ドルで、この安値から前述の2011年の高値1923.7ドルまでの上げ幅が1670ドル。そして、この上げ幅に対する半値押しが1088ドルという安値設定となっていて、7月20日につけた1080ドルまでの下落によって、高値から半値押しが達成されたことになった。ただしまだ底入れの確認はできず、ここから更に下落するのであれば、高値から3分の2押しとなる可能性もある。その際には高値から1113ドル下げとなり、NY金は810ドルまで下落するシナリオも描くことができる。

zu1

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事