NY金、フラッシュ・クラッシュには買い向かえ

 日本の3連休中にNY金(8月限)が急落した。2015年3月安値に続き、2014年安値や心理的節目1100ドルを割り込み下げ加速。7月20日には1080ドルまでの続落となった。イエレンFRB議長の年内利上げ示唆や、ギリシャ支援協議の進展、イランの核開発協議の最終合意、中国保有金残高が予想を下回ったこと、株価上昇などを材料に「ゴールド・フラッシュ・クラッシュ」的な暴落となった。
 先週末に中国人民銀行は、6月末の保有金残高を5332万トロイオンス(1658.25トン)と発表。2009年4月から57%増加したが、4月に外資系報道社が「中国の金準備は2009年に1054.1トンと発表してから変更されていないが、3510トンに増加した可能性がある」としていた事からネガティブ・サプライズとなった。
 連休明けの東京市場もCBを含む急落となり、22日夜間立会から臨時増証拠金措置もあり、玉整理が進展、出来高が急増している状況だ。

 今回の下げの要因を考察してみると、幾つかあるものの、後付け的なものが多く、投機による仕掛け的な下落であったと見る。NY金(期近つなぎ足)は、1999年8月安値~2011年9月高値までの上昇に対する半値押しを、ほぼ達成しており、心理的節目1000ドル割れの声があるものの、ここからの下値は限定的と考える。大底確認はできていないものの、現在の価格は中長期的な底値圏と言えよう。

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