天候相場らしい波乱の展開をみせるトウモロコシ

 シカゴトウモロコシは天候相場らしい波乱の展開をみせている。生育過程で最も重要な受粉を迎えて、一層神経質な値動きが目先予想される。
 14日に新穀12月限は4.5425ドルの高値を示現し、7月に入って5.3%の上昇をみせた。一か月前と比較すると、実に25.1%も急騰している。CFTCが週末に発表する取組内訳で、大口ファンドのネットロングは10日現在で20万8700枚だが、一か月前は2万5240枚のネットショートだっただけに、ファンドの積極買いによってもたらされた急騰だったといえる。
 そのファンドの積極買いの材料となったのが米コーンベルト東部での長雨によるトウモロコシの作柄悪化である。米農務省が明らかにする作柄状況をベースにしてダウジョーンズが算出する作況指数(平年を100とする)でみると、7月5日現在の作況指数は全米平均で103で、作柄状況は良好といえる。しかし、東部の主産地であるイリノイは97、インディアナは91、オハイオは90で、かなり不良の状況である。西部のアイオワは110、ネブラスカは105、ミネソタは111、サウスダコタは106で、東部の悪化をカバーして、全米平均で良好を保っているが、市場は東部の作柄悪化を警戒しつつ、天候プレミアムを買うファンドの積極買いに火がついたといえる。
 ただし、今後の天候次第では、作柄も激変することになる。受粉期間からの天候回復となれば、8月に入ってからの天候回復以上に作柄改善につながるだけに、7月のこの時期の天気はかなり重要でもある。

chicagocorn

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事