米コーンベルト東部の作柄悪化を警戒し、シカゴ穀物全面高へ

 米国の穀物主産地であるコーンベルト、とりわけ東部のイリノイ、インディアナ、オハイオの大雨の影響による作柄悪化が表面化し、シカゴ穀物相場の急騰が続いている。
 コーンベルト東部は特に大豆の主産地であり、大豆の作柄悪化が顕著である。22日に米農務省が発表した大豆の作柄状況で、これをベースにしてダウジョーンズが算出した作況指数(平年を100とする)は、全米平均で102(前週103)だが、イリノイは99(同104)、インディアナは98(同105)、オハイオは98(同104)。ちなみに、最大の生産値であるアイオワは109(同108)ながら、市場の関心は東部の悪化に集まっており、さらなる悪化を警戒している。トウモロコシの全米平均の作況指数は105(同105)、主産地のアイオワは110(同111)、ネブラスカは103(同102)、ミネソタは108(同107)で、かなり良好な状態を維持している。一方、イリノイは104(同108)、インディアナは98(同106)、オハイオは102(同110)で、東部の後退が目立っている。
 米コーンベルトの6月第3週の長雨が影響して、東部中心に雨量はかなり潤沢である。そんな中、米海洋大気局(NOAA)は7月以降の米コーンベルトの天気予報として、クール&ウエットを指摘している。6月までの天候が平年並みであれば、この7月の天気予報は理想的でもあるが、土壌水分が潤沢で、雨の影響で作柄が悪化している中でのさらなる平年以上の降雨予報は、市場に相当な警戒感を与えている。

soy200

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