日本売り(株・円・国債)の足音

 2012年の1月29日号の日経ヴェリタスに「日本国債18ヶ月以内に崩壊」と言う「日本売り」を公言する米有力ヘッジファンド「ヘイマン・キャピタル・マネジメント」へのインタビュー記事が特集された。
時を同じくして2月2日付の朝日新聞には「日本国債の急落を想定」として三菱UFJ銀行の日本国債急落に備えた「危機管理計画」が1面のトップ記事で紹介された。

 財務省が1月25日に発表した2011年の貿易統計(速報、通関ベース)で、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が、1980年以来31年ぶりに通年での貿易赤字となったことをきっかけに、巨額の財政赤字を抱える日本が、貿易赤字が拡大し、経常収支までマイナスに転落するような事態となれば、国債消化の多くを海外資金に頼らざるを得なくなる状況が懸念されての記事だったかもしれないが、この2つの記事を見て思い出したのが、2010年3月7日付けの朝日新聞と2010年4月27日の読売新聞の記事だ。

 両者とも一面の記事。朝日新聞では「20XX年財政破綻の悪夢」と題された特集記事だった。一部を抜粋してみると『~前略。本日、国際通貨基金(IMF)に緊急支援を要請し、関係国と協議に入りました。~中略。会見の途中から外国為替市場で円安ドル高が一気に加速。週明けの市場でも国債が投げ売りされ、長期金利は跳ね上がった。株価も最大の下落幅に。市場は『日本売り』一色となった。~後略。』
読売新聞には堺屋太一氏から寄稿された「未来小説2020年~若者職求め中国へ。国は借金漬け。円暴落の一途」で、近未来小説の形を採った日本売りが描かれていた。

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