週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.02ドル高の60.33ドル、ブレント原油は同0.43ドル安の64.27ドルとなった。

 前週末12日の原油先物相場は、世界的な供給過剰懸念を背景に続落。サウジアラビアが数ヶ月以内に生産量を引き上げる用意があるとの見方を示し、需給環境の悪化が意識された。米油田サービス会社ベーカー・ヒュー ズが公表した石油掘削リグ数は635基と前週比7基減少し、一時買い戻される場面も見受けられたが、引けにかけては戻りを売られることとなった。週明けも弱い流れを引き継ぎ、続落となる。5月の原油生産が、サウジアラビア、イラク、UAEにて過去最高水準となったことや、リビアでも日量50万バレルまで回復したことなどが相場を圧迫した。週中頃にかけては、強弱材料が交錯しもみ合いの展開が続く。16日は、WTIが、テキサス州への熱帯低気圧上陸を受けて小反発、一方ブレントは小幅続落した。17日発表のEIA統計では、米原油在庫は前週比270万バレル減(予想:170 万バレル減)となったが、前夕発表のAPI統計(290万バレル減)ほどの取り崩しにはならなかった上、クッシング在庫の増加、さらにはガソ リン在庫の積み増しなどをきっかけに下落、下値を切り下げていった。しかし、FOMC声明後にユーロ高/ドル安が進行したことから買戻しが入り値を回復。ブレントはプラスサイドで引けた。18日は、ドル安を手掛かりに押し目買いが入った。対ユーロでドルが1ヶ月ぶりの水準へと下落したことに反応し、買いが先行。一方で、週間を通しての世界的な供給過多の長期化懸念は拭えず、中盤以降は戻り一服となった。

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