東商取の生ゴム在庫1万3,000トン弱 6月限納会後に荷圧迫が表面化する

 東京ゴム先限は先週19日に226円60銭まで水準を下げ、6月2日の高値247円90銭からの下げ幅は21円に達した。

 5月20日の215円30銭から6月2日の247円90銭までの上げ幅が32円60銭だったから、その上げ幅の3分の2押しを強いられたことになる。

 また、4月9日の194円から6月2日の247円90銭までの上げ幅54円の半値押しは27円安の221円となるが、そこまで値崩れすると高値因果玉の整理が急務となり、立ち直るのは難しくなる。

 当面のポイントは何といっても24日(水曜日)の6月限納会がどうなるか。

 目下のところ、受け渡しは1,000枚前後と読まれているが、それを一部筋が全てを現受けしても、やがて、その現物が東京市場に還流する恐れ大で、強い圧迫要因になる。逆に、一部筋が現受け玉を減らせば、急落納会の恐れがある。どちらにしても、先物市場用に1,000枚の現物が集まったのだから、これを消化するまでは期近の圧迫要因になることは間違いない。

 前述のように、6月限納会の受け渡しを1,000枚前後と読んだ背景には5月後期の東商取(東京商品取引所)への検品申請が424枚(2,120トン)、6月中の検品申請が547枚(2,735枚)の合わせて971枚(4,855トン)に達したからだ。

 このほかの手持ち筋の渡物をも考慮すると、1,000枚を上回る実弾があることは確かだろう。東商取の生ゴム指定倉庫在庫は昨年11月20日の8,064トンをボトムにスローテンポながら増え、今年6月10日現在では1万2,784トンまで増加している。

 ボトムに比べると4,720トン(944枚)も在庫が増えているが、東京ゴム先限が6月2日に247円90銭の高値を出した過程でも、タイ産地との間で現物成約されていると思われ、東商取の生ゴム指定倉庫在庫は増勢を辿る見通しにある。

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