週刊石油展望

《海外原油市況》
 2月第2週のWTI原油は前週比2.9ドル高の99.48ドル、ブレント原油は同5.80ドル高の118.25ドルとなった。
 前週末は米国雇用統計が予想以上の好結果となり堅調な動きとなった。雇用統計は非農業部門雇用者数が24.3万人(予想は15万)、失業率も8.3%(予想は8.5%)とともに予想をを上回る水準となり、景気先行期待から上昇した。6日には依然米国の石油消費が11年ぶりの低水準と発表されていたこともあり、WTIは再度需要の弱さが意識されたことや、ギリシヤの債務交渉が難航していることからユーロ安ドル高となり下落した。一方で、ブレント原油はイランやナイジェリアの解放運動がパイプラインを攻撃するといった混乱や、欧州の寒波の影響から買われる展開となった。またブレント原油はこの日の上伸で115ドルを突破し、テクニカルの買いを誘った。7日には米国の原油在庫が増加予想であったことから軟調に推移するが、ギリシヤの当局者が債務交渉の進展を伝えたことからユーロ高ドル安となり急進する展開となる。8日はEIAの在庫統計にて製品が予想以上に増加となりWTI原油は下げに転じたが、ブレントは引き続き供給懸念やテクニカルの強さから続伸となる。9日にはギリシヤが緊縮財政策の合意がなされ、ユーロ高ドル安となり、両油種ともリスク選好ムードから上伸となった。
 ブレント-WTIのスプレッドは19ドルと大幅に拡大した。ブレントは、ギリシヤの第二次支援に向けた話が前進する中、中東圏の供給不安に加え、寒波による被害や、製油所の停止などが材料視され大幅高となった。

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