週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比2.60ドル高の60.31ドル、ブレント原油は同2.89ドル高の64.70ドルとなった。

 前週末5日はOPEC総会で日量3000万Bの生産枠維持が決定、5月の米雇用統計が前月比28万人増(予想22.5万人増)と大きく改善しドル高が進行したが、米リグ稼働数の減少やショートカバーの動きから両油種とも1ドル強の反発となった。ただ、週が明けると、中東諸国からの供給増加観測や5月の中国の原油輸入が日量550万Bと4月の日量770万Bを大きく下回り、先週末の上昇分を削った。しかし、水曜から木曜にかけては、米EIAによる6、7月の米原油生産減少見通しや「オバマ大統領がドル高をけん制」との報道を受けたユーロ高・ドル安、米API在庫統計で原油-670万B、ガソリン-390万Bとなり上昇に転じると、EIA統計においても原油-681万B、ガソリン-294万Bが示され、一部利食い売りに押されるも、両油種とも2日間で3ドル強の上昇となった。その後は、国際エネルギー機関(IEA)がOPECの原油生産が過去最高水準にある中での相場上昇に懐疑的な見方を示したことや、米5月の小売売上高や雇用指標改善を受けたドル高を受けて利食い売りに押されたが、週間での上昇は維持している。

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