東京ゴムは上げ幅の半値押しへ 上海の値崩れ大きく失望色強い

 東京ゴムは先週末に軒並み一段安となり、先限は231円80銭まで下げた。一時は10日の安値234円50銭で下げ止まるかに見えたが、先週末にはこれをあっさり下回るあたり、その悪さを見せつけた格好だ。

 原因は上海市場が12日の夜間取引で暴落、9月限がキロ換算で前日比12円60銭安、2016年1月限が同17円40銭も値崩れしたからだ。キッカケは銅相場の下落に足を引っ張られたうえに、中国の新車販売不振、人民元高などから一気に先安不安が台頭して暴落につながったようだ。

 中心限月の9月限は一時1万3,900元まで下げ、6月4日の安値1万4,075元を下回ったことから取組内容も悪化しているはずで、本格的な玉整理が始まれば5月20日の安値1万3,545元も下回る恐れもある。目先的には下げ過ぎによる反発が予想されるものの、1万4,500元以上で買い付いた高値因果玉が残っているだけに、それを消化して大きく切り返すのは無理な状況といえそうだ。

 一方、タイ産地では天然ゴムの生産が回復しており、やや荷余り感も出始めていると伝えられる。タイ政府も120億バーツの予算が無くなったのか市場での現物買い上げは行われていない。『農民に補助金をすことを重点に置いているようだ』(市場関係者)としているが、問題は政府が買い上げた現物がいつ中国に輸出されるかだ。実際にタイから中国に20万トンの天然ゴムが輸出されれば、タイにとっては強材料になるが、上海市場にとっては弱材料に働く。

 いずれにしても、上海ゴムが大きく下げると、東京市場もそれに追随せざるを得ない。

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