Jhonson Mattheyはプラチナの需給は緩むと

 Johnson Matthey社によれば、世界のプラチナ、パラジウムの今年の需給はかなり緩和するという。プラチナの不足量は▲28万5千オンス(▲約8.9トン)と昨年の▲111万オンス(▲約34.5トン)から大幅に減少するという。南アの生産量が+4.9%増の424万オンス(約131.9トン)となり、5ヶ月に及ぶストライキがあった昨年から立ち直っている。需要合計は831万オンス(約258トン)と横ばいで、自動車触媒は+10%増加して370万オンス(約115トン)となるが、投資需要が減少する。プラチナETFは8万8千オンス(約2.7トン)の売却となる。5月21日までのプラチナのETF残高は71トンで、前年同期比▲3.3トン減、過去最大だった2014年7月23日の78トンから▲7トン減、▲約1割の減少である。

 中国汽車工業協会の発表によると、4月の自動車販売は前年同月比0.5%減の199.45万台、生産は0.6%増の207.97万台となった。生産は微増を維持したものの、販売が春節の影響を受けた2月以来の前年割れに落ち込んだ。1~4月の累計で見ると、販売は前年同期比2.8%増の814.48万台、生産は4.1%増の828.08万台。伸び率は販売が6.3ポイント、生産が4.9ポイント低下している。

 ただ、3月の中国のプラチナ輸入量は、9.27トンであり、前月の2.84トンから2.26倍と大幅に増加し、前年3月の7.35トンに比べても+1.92トン26%増となっている。自動車販売とプラチナ輸入量にはタイムラグがあるので、一概には言えないが、以前よりは中国のプラチナ需要は増えていると言えるだろう。

 いずれにせよ、プラチナ価格は低迷しており、3月以降1100ドル~1200ドルの間で動いており、日米両市場とも出来高自体が少なくなっている。昨年のような大ストライキによる生産削減があっても価格に影響がない状況では、今後需給がいかようになろうとも、市場はそれほど反応するとも思えない。

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