週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.08ドル安の60.59ドル、ブレント原油は同0.30ドル安の66.37ドルとなった。

 前週末15日は米原油生産増加と製油所稼働低下による米供給過剰の長期化懸念から値を切り下げるも、米経済指標の下振れによるドル安を受けて、下げ幅を縮小した。週明けも軟調な展開が継続、18日はサウジ主導のイエメン空爆再開等により一時は先週高値圏まで上昇したが、供給過剰に対する懸念やドル高を受け下落すると、翌日もECB理事が5、6月に量的緩和ペースを速めると発言、米住宅指標改善もあり、昨年12月以来の水準までユーロ安ドル高が進行、複数の米投資銀行が原油価格下落見通しを示すなど弱材料が重なり、WTI、ブレントとも2ドル強の急落となった。しかし、20日になると流れが一変、API統計で原油・製品在庫が予想外の減少を示すと、EAI統計でも予想以上に原油・製品在庫が減少、生産鈍化や製油所稼働率の上昇により、両油種とも1ドル程度の上昇となった。週末にかけても、米供給過剰縮小への期待や、米住宅指標下振れによるドル安やドライブシーズンを控えた米で自動車連盟が自動車利用の旅行者が10年ぶりの高水準なる見通しを示すなど、ガソリン需要増期待から改質ガソリン期近は年初来高値に接近、原油相場も上昇圧力が強まり、両油種とも1.5ドル強上昇、往って来いの展開だが週間ではわずかに下落となった。

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