東京ゴム6月限が波乱必至 中国系が現受けしたあと悪い

 上海ゴム9月限の取組高が急激に減少している。具体的には4月30日に28万6,622枚まで増加したが、これをピークに、5月20日現在の21万7,600枚まで6万9,000枚も減少した。強気ファンドが後退、玉整理に踏み切ったのか、それとも、チョウチン筋が手仕舞い売りに出たのか判らないが、確かなことは、取組減少は明らかな資金流出であり、エネルギーの後退である。

 上海ゴムの中心限月である9月限(トン当たり)は4月9日の1万2,205元から5月7日の1万5,270元まで3,065元上昇したものの、5月20日には1万3,545元まで下落して高値から1,725元安を演じた。

 これを1元=19円50銭で計算すると、トン当たり3万3,638円安、つまり、キロ当たり34円弱も下げたことになり、やはり、強気ファンドが腕力で無理に上昇させたトガメが出ての急反落といわざるを得ない。

 4月9日から5月7日の上げ幅が3,065元で、その3分の1押しは1,022元安の1万4,248元、半値押しは1,533元安の1万3,737元、3分の2押しは2,044元安の1万3,226元。すでに5月20日の段階で半値押し以上に達しており、強気ファンドが投げての、いわゆる“投げ崩れ”となっても仕方ないわけで、これが3分の2押しを強いられた場合は“理外の理”の相場を示現しないとも限らない。

 もちろん、高値から半値押し以上に達しただけに、短期的には反発する場面があってもおかしくないが、もはや反発してもアヤ戻りの域を出まい。

 中国では自国のゴム園での採液が活発化する一方で、タイから20万トンの天然ゴムが輸入される見通しにある。まして、タイでも増産期に入って天然ゴムの生産が増えるだけに、ファンダメンタルズの悪化は避けられない。中国の景気鈍化、新車販売の伸び悩みなど、ゴム相場にとってプラスになるような材料は見出しにくい。

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