トウモロコシ、メモリアルデーが分岐点に!?

 米農務省が18日に発表した生育進展状況で、トウモロコシの作付進捗率は全米平均で85%(前週75%、前年同期71%、平年75%)となっている。主産地でみると、アイオワは92%(前週83%、前年同期82%、平年84%)、イリノイは94%(前週88%、前年同期83%、平年82%)、ネブラスカは85%(前週76%、前年同期89%、平年87%)、ミネソタは97%(前週95%、前年同期50%、平年70%)、サウスダコタは83%(前週76%、前年同期70%、平年66%)で、ほぼ終盤戦に入っている。ちなみに、全米平均のトウモロコシの発芽は56%(前週29%、前年同期32%、平年40%)。4月はやや平年よりも雨が少なく、急ピッチで作付が進行したことで、3月末の意向面積よりも実際の作付面積が増加するとの可能性も一部では指摘され始めている。
 25日の次回の発表では今季初めて、トウモロコシの作柄状況も指摘されることになる。順調な作付が影響し、極めて良好な作柄状況になるとみられる。現在の作柄状況の判断は発芽の程度と背丈などが指標であり、生育段階で指標が大きく変わるものの、順調な生育は良好な作柄の最低条件であるだけに、現時点で高いイールドが期待されてもおかしくはない。前年度は作付面積の減少が高イールドの影響で減産につながらず、逆に過去最高の生産高をもたらしたように、現時点でも豊作が期待できる環境にある。
 このため、天候相場序盤とはいえ、大口ファンドの建て玉はネットショートであり、12日現在で3万1152枚のネットショートとなっている。2005年5月17日現在のネットショートが5万5440枚だったが、この時期としてはそれ以来のネットショートである。当時はその後、天候リスクが高まり、夏場にかけて上伸したが、順調な生育進展が影響して、豊作が確定した秋から年末まで下値を試す動きをみせた経緯がある。

chicago

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