週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比2.06ドル高の59.8ドル、ブレント原油は7月限で同0.55ドル高の66.7ドルとなった。

 前週末8日の原油先物相場は、前日の下落への修正などで反発した。また、EIA統計を受けた米供給過剰の縮小期待の高まりが下支えとなる中、米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月から大幅に回復し、景気の先行き懸念が後退したことも上昇要因となった。11日は大きな材料がない中、価格回復でエネルギー関連会社の生産再開や増産見通しと、6月のOPEC総会で生産枠が据え置きと見込まれることから、利食い売りなどに押され反落となった。ギリシャ懸念による対ユーロのドル高も下げを後押しした。翌12日は急反発。EIAが6月の米シェールオイル生産が5ヶ月ぶりの低水準となる見通しを示したことや、OPECが今年の世界需要見通しを引き上げたこと、ユーロ域内の債券相場の利回り上昇を受けたユーロ高ドル安、API統計で原油、製品共に予想外の減少となったことが上昇要因となった。翌13日は反落。在庫減少が期待されていたEIA統計では原油で予想以上の減少、製品も予想外の減少となったものの、原油生産が増加したことで、価格回復による生産増が意識され、利益確定売りも入り下落となった。この日はユーロ域内第1四半期GDP速報値が前期数値を上回った一方、4月の米小売売上高が事前予想を下回ったことでユーロ高ドル安が大幅に進行したが、大きくは材料視されなかった。翌14日は、引き続き前日のEIA統計で原油生産増加や製油所稼働率低下から、在庫増加懸念で続落となった。また、国際エネルギー機関(IEA)が公表した月報で原油の供給圧力が世界的に増しつつあるとの認識を示したことも下落要因となった。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事