上げをリードした上海ゴムが反落 大手投機筋の買いは一服商状!?

 大手投機筋の参入で注目されていた上海ゴム9月限は5月4日にトン当たり1万5,220元(国内換算29万2,680円)まで高騰し、4月9日の安値1万2,205元(同23万4,700円)から3,015元(同5万7,980円)、つまり、キロ当たり58円弱の上げ幅を記録した。

 東京ゴム先限が4月9日のキロ当たり194円から5月7日の224円80銭まで30円80銭高、シンガポールゴムRSS3号期近が4月9日のキロ当たり163.50セント(国内換算194円60銭)から5月6日の186.00セント(同221円30銭)まで22.50セント高(同26円70銭高)だったのに比べると、上海ゴムの上げ幅がダントツだったことが判る。

 上海ゴムが東京、シンガポール両市場を大きく上回る上げ幅を記録したのは、前回の本欄で報じた通り、株式市場や債券市場で大儲けしたとされる投機筋が参入したことで、勢いに乗って他市場より上げ幅を大きくしたと見ることが出来よう。

 もっとも、その上海ゴム9月限は5月4日の1万5,220元から7日には1万4,590元まで反落、高値から630元安(国内換算1万2,140円安)、キロ当たりで約12円下げており、上海に比べて下ザヤの東京、あるいはシンガポール相場にサヤ寄せしている。

 また、人気のバロメータといわれる取組高を見ると、上海ゴム9月限は4月24日の26万0,621枚から4月27日の28万2,960枚まで2万2,348枚増加したものの、その後は28万枚そこそこで、横ばいで推移。

 一日当たりの出来高も4月28日の75万3,416枚をピークに63万~66万枚に減少しており、一時の過熱感は後退している。

 このように、上海ゴム9月限の取組高と出来高を見る限り、大手投機筋が更に買い増して資金を投入しているような形跡はないように見受けられる。

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