週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.36ドル高の57.74ドル、ブレント原油は同2.27ドル高の66.80ドルとなった。

 前週末4月24日の原油先物相場は、週末前の修正から利食い売りなどで反落。イエメン情勢を材料に底堅い値動きが続いていたものの、一転して売りに押される展開となった。週が明けても引き続いての弱含みとなり、27日も続落。米国内石油掘削リグ数が20週連続で減少したことや、中東の地政学リスクの高まりから買いが先行したが、目新しい支援材料がない中、前週末に引き続き直近の急上昇に対する修正の動きとなった。28日は、イランが米国籍貨物船を拿捕したとの報から一時大きく上昇する場面もあった。その後、米国防総省から拿捕された船舶は米国籍ではないとの発表があり、また翌日発表のEIA統計での原油在庫の増加が見込まれ、戻りを売られることとなった。ただ、米経済指標の軟化を受けた対ユーロでのドル安もあり下値は堅く、その後もみ合いでの推移となった。翌29日は、一転して急上昇。1~3月の米GDP速報値は0.2%増となり、市場予想(1.0%増)を大きく下回った。これを受けてドルがほぼ全面安となり、原油は買いを集めたほか、EIA統計では原油在庫が190万バレル増と、市場予想(230万バレル増)を下回り、クッ シング在庫が昨年11月以来5ヶ月ぶりに減少に転じたことに反応し、一段高となった。流れが引き継がれる形で、30日も続伸。早めの利益確定の動きから売りに押される場面もあったものの、前日同様に、供給過剰の縮小期待や、ドル安を背景に堅調な動きとなった。週間でみると、WTIは6週間、ブレントは4週間にわたり続伸しており、堅調な流れを引き継いだかたちとなっている。

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