5月に入ってからも止まぬ上海ゴム相場の急騰劇

 上海ゴム相場の急騰劇が5月に入ってからも続いている。4月第4週から突如として始まった上海ゴム相場の大幅続伸は、4月21日から28日まで6日連続となり、29日に一日だけ修正安が入った後、30日、4日、5日と更に3日続伸。5月4日時点で中心限月9月限は一時1万5220元まで上昇し、昨年3月以来1年2カ月ぶりの1万5000元超えが達成された。ちなみに4月21日の直近安値1万2620元から先の5月4日の高値に至るまで、わずか2週間で最大で20.6%上げ(2600元高)に至っている。

 上海ゴム相場の長期的なトレンドであるが、大雑把に、2011年の高値4万元から、昨年9月には1万元まで下げて4分の1の値段がつけられたわけで、明らかに売られ過ぎていた。従って、需給ファンダメンタルズや相場を取り巻く環境、外部要因など諸々の相場変動ファクターに関して考察する前に、「下げ過ぎによる自律反発の段に入った」と考えるのが自然だろう。

 上昇の切っ掛けとなったのは上海を中心とした地元中国の投機家集団だとみられている。上げ続ける上海株で巨額の利益を得た投資家らが、次なる投資先の一つとしてゴム市場をポートフォリオに組み込み、巨額の投資マネーが投入され始めていると指摘されている。

 このルーマーが正しければ、逆に上海株が上昇し続ける限りポートフォリオ上のゴム市場への投入資金は上がり続けるとともに相場も一段高となると見るのが妥当である。

 参考までに、上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する上海総合指数は5月6日時点で4229.27。この1年間で2000から4000まで2倍以上の驚異的な上昇に至っていると同時に、およそ7年ぶりの高値をつけた。直近では3月半ばから「国策株(政策期待株)買い」が顕在化している上、シルクロード経済圏への投資拡大期待などを背景にインフラ関連株が大幅に上昇。

 これから中国政府が一段の金融緩和に踏み切れば上海株が一段高となると期待されている状況である上、香港でも出遅れを埋める動きが加速するのではないかとの憶測が誘われている中、当面も中国株は堅調地合いを維持するのではないかとの楽観的な見方が底流している。

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