投資家集団の仕手戦で急騰する上海ゴム相場

 東京ゴム相場が急騰している。4月21日の安値196.0円を起点として28日には一時218.1円まで大きく吹き上がる展開となった。わずか一週間と少しで22円超の上げ幅。連日にわたり長大陽線を形成したことで3月5日以来8週間ぶりの高値圏まで駆け上がってきた。修正安を入れながら今後も続伸歩調となり、3月につけた年初来高値228.7円を抜く展開を予想することは容易である。

 東京ゴム市場は世界のベンチマークであるため、最近のシンガポールなど海外ゴム相場も連動して顕著に上昇する模様となっているが、いろいろと騒がれたシンガポール市場が異常な高騰を示していることで同市場が一連の世界同時ゴム相場高の火付け役と考えがちだが、実際のところ上昇の先導役となっているのは上海市場である。

 実際、上海ゴム相場がいち早く陽転している上、相場の上げ幅も大きい。しかも出来高を伴いながらの大幅上昇となっているわけで、ゴム相場の人気化に火がついて大型上昇相場へと発展している。

 上海ゴム相場のベンチマーク(中心限月)9月限は、4月上旬の時点では続落し4月9日には一時4カ月ぶり安値となる1万2205元まで下落を強めていた。しかし、この安値を起点として上昇トレンドへと変化して28日には一時1万4580元まで噴き上がり3カ月半ぶりの高値圏に達した。この間、最大上げ幅は2375元、上昇率は19.5%を記録した。

 上海株の高騰で大規模な資金を得た一部の資本家が上海ゴム市場に雪崩れ込み、仕手戦的な動きになっていることがこの上海高騰劇の背景にあると指摘されている。

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